パックTシャツ。
手の取りやすい価格帯であるのにも関わらず、2,3着まとめて入っていてコストパフォーマンスも抜群。
見た目もシンプルで使いやすく、それ1枚で着てもインナーとしても活躍してくれる。
夏に大活躍するアイテムとして毎シーズン取り上げられるわけですが、僕はこのパックTシャツを街着として着たことはありませんでした。
というのも各ブランドのパックTシャツは、肌着や部屋着として着るようにプロダクトされたものが多い。
生地は薄く、シャツの下や室内など目に触れないシーンで取り入れられる。
使い方は人それぞれですが、僕はパックTシャツをそういったアイテムだと捉えていました。
しかし、そう捉えていたのは僕が「本当に使えるパックTシャツ」に出会っていなかったからなのかもしれません。
ついにコスパ最強のパックTシャツを見つけてしまいました。
Hanes/BEEFY-T(ビーフィーT)
「赤ラベル」「青ラベル」など、その着心地の良さから、パックTシャツをはじめとしたアンダーウェアに定評のある「Hanes(ヘインズ)」。
複数種類のパックTシャツを展開している同ブランドですが、その中から「BEEFY-T(ビーフィT)」というモデルを購入しました。
カラーバリエーションも豊富で13種類あったのですが、定番の白をチョイス。
「牛のようにタフでたくましい」という意味の込められたビーフィーT。1975年に誕生した、Hanesの中でも歴史の深いアイテムです。
このネーミングからも、従来のパックTシャツのような生地の薄さが払拭されていることが分かります。
生地の厚さ故に、パッケージにぎゅっと押し込まれてできたシワの跡。
コンパクトに折りたたまれてパッキングされていますが、この跡を見るとTシャツとしての逞ましさを感じます。
今回僕が購入したのはポケット付きのタイプ。
味気ない印象を少しでも緩和する為に、無地の白Tシャツは必ずポケット付きのものを買う。
僕のちょっとしたこだわりです。
BEEFY-Tがコスパ最強の理由
他ブランドと比較すると少々高くなりますが、こちらのビーフィTは1枚パックで1,620円(税込)。
どのブランドのパックTシャツも同じように見えるかもしれませんが、それぞれ特徴は千差万別。
この「BEEFY-T」が持つ魅力について、ご紹介していきたいと思います。
クラシカルなボックスシルエット
他のパックTシャツと比較して、全体的にゆったりとしたサイズ感で着丈が短めにデザインされています。
フィッティングがジャストすぎると肌着っぽさが出てしまう。
クラシカルなボックス型で、街着っぽく着こなせる絶妙なシルエットです。
また袖丈の長さは若干短め。僕はワンサイズあげて肩を落とすサイズ感で着用しています。(Mサイズを購入しました)
ゆったりと着用したい方はワンサイズあげて着るのがおすすめ。
ストレスフリーな着心地
衿のネームは転写プリントのタグレス仕様。
タフなTシャツは衿ぐりにしっかりとタグが縫い付けられているものが多いのですが、ビーフィTはパックTシャツらしく転写プリントで。
首の後ろの違和感を削ぎ落としてあるので、首回りは快適な環境に。
脇は縫い目のない「丸胴編み」でシームレスに。
フィット感を向上させながらもTシャツの縫い目が地肌に当たらないので、着用した時のストレスはフリーで着心地は抜群です。
肉厚で良質な生地を使用
ビーフィTの特徴はなんと言ってもこの6.1oz(オンス)のヘビーウエイトな生地。
パックTシャツは4oz程度のものがほとんどで、6ozは普通のTシャツの中でも厚い方です。
肉厚な生地は肌触りが硬くなってしまいますが、天然繊維であるコットンを100%使用しているので生地も柔らかい。
もちろんパックTシャツにありがちな「透け」も気になりません。
またネックラインのリブもしっかりしており、衿のよれや伸びも防いでくれる。洗い込んでも型崩れしない耐久性があります。
ネックのつまり具合も、緩すぎずきつすぎずで良い感じ。
タウンユースで使えるパックT
モノの質としてだけではなく、ファッション性の側面からみても申し分のないアイテム。
実際にコーディネートしてみましたが、Tシャツならではの無骨な雰囲気があり、街着としてしっかりと活躍してくれそう。
ワンサイズ大きめのMサイズで購入したので、ルードな雰囲気に。
袖丈の長さも長すぎず短すぎず。ネックのつまり具合も程よい。
味気ない印象に見えてしまいがちな白Tシャツですが、クラシカルなシルエットがうまくカバー。
タウンユースで十分に使えるルックです。
ポケットの大きさも存在感抜群。
スマホやサングラスをさっと収納して、アクセントをプラスしても良いですね。
本当に使えるパックTシャツ
安価で手に入るパックTシャツはコストパフォーマンスは高いものの、街着として使えるものは少ないです。
ただ、このBEEFY-Tはそんな僕の固定概念を払拭するような逞しさを兼ね備えていました。
街着でも部屋着でも。インナーでも1枚でも。これが本当に使えるパックTシャツ。
フルに活躍してくれるアイテム。ぜひ一度袖を通して頂きたい。