夏になるとおしゃれな人がこぞって取り入れるタンクトップを使ったレイヤードスタイル。
※レイヤード…重ね着のこと
どこか味気ないコーディネートに、ちょっとしたアクセントを加えることのできるテクニック。
Tシャツ1枚と単調になりがちな夏のファッションに効果的な小技です。
タンクトップに限った話ではないですが、こういったレイヤードを上手に取り入れている人って総じてオシャレですよね。
レイヤード部分の見える面積や色合わせなど、絶妙なバランス感覚を持って初めて成立するスタイルだと思います。
本日はそんなレイヤードスタイルを格上げするちょっとしたコツをご紹介します。
タンクトップレイヤードのもたらす効果
タンクトップのレイヤードスタイルを取り入れることで、コーディネートにこなれた雰囲気やアクセントをプラスすることができます。
また自分のウエストラインを隠すことができるので、スタイルアップ効果も期待できます。
それではタンクトップのレイヤードを取り入れたコーディネートを見ていきましょう。
photo:via wear.jp/yasuyasu39/7183471/
無地一辺倒のコーディネートに、ボーダーのタンクトップでメリハリを加えたコーディネート。
なにか物足りないなと感じた時に、柄物のタンクトップを差し込むだけでちょっとしたアクセントに。
photo:via wear.jp/genji/7095240/
ダークトーンに寄ったコーディネートにタンクトップをチラ見せ。
黒にカーキと重苦しくなりがちな組み合わせに、白のタンクトップをレイヤードさせてコーディネートに軽さを加えることもできます。
photo:via wear.jp/snowman00fm/4653181/
ベーシックカラー主体のコーディネート。
単色で一辺倒になりがちな服装。差し色にマスタードカラーのタンクトップをレイヤードさせる事でアクセントをプラス。
靴とタンクトップのカラーを合わせているところもポイントですね。このようにタンクトップをレイヤードさせたスタイルは様々。
ボックスカットとラウンドカットを使い分ける
このタンクトップを使ったレイヤードスタイルがじわじわと浸透し始め、各ブランドから様々なタンクトップがリリースされています。
店頭で陳列されている物のほとんどがロング丈で、裾をチラッと見せるためにデザインされているはず。
そしてその中でも一際目立つのが裾が丸くカットされたタイプ。
photo:via zozo.jp/shop/rageblue/goods/11116370/?did=26232241
いわゆるラウンドカット丈のタンクトップです。
裾が丸くカットされたものとは対象に、直線にカットされたものはボックスカットと呼びます。
photo:via zozo.jp/shop/hare/goods/11548315/?did=26895331
どちらかと言えば、こちらのボックスカットの方がオーソドックス。
しかしWEARなどのコーディネートスナップを見れば、今やレイヤードに使用するタンクトップはラウンドカットが主流ですよね。
ここまでラウンドカットタイプのタンクトップが市場に出回ることは今までなかったと思います。
「レイヤードさせるなら、ラウンドカットが流行っているのでおすすめです」
そして、ショップへ行けばこんな感じでラウンドカットのタンクトップを勧められます。
なぜラウンドカットのタンクトップがおすすめなのか。
そもそもこのレイヤードスタイルを構築する上でのコツは、トップスとタンクトップの裾の形状をずらして組み合わせること。
- トップスがボックス→タンクトップはラウンド
- トップスがラウンド→タンクトップはボックス
といった具合に両アイテムの裾の形状を変えて、さりげなくメリハリをつけるとバランスよくレイヤードさせることができます。
ラウンドカットの緩さとボックスカットのスタイリッシュさの調和が、コーディネートに上手く馴染むわけです。
photo:via wear.jp/genji/7194691/
photo:via wear.jp/nmsuccess/6939660/
Tシャツのほとんどがボックスカットであることを考えれば、相性の良いラウンドカットのタンクトップが市場に出回っていることも納得できますよね。
裾の形状を揃えてレイヤードさせても良いのですが、異なる形状の組み合わせの方がコーディネートに馴染みやすいのでオススメです。
タンクトップの着丈の長さに気をつける
photo:via clubd.co.jp/wp/post-10690
そして裾の形状の次に気をつけて欲しいのはタンクトップの着丈の長さ。
このように極端に着丈の長いタンクトップを重ね着すると、短足に見えてしまう危険性があるので気をつけた方が良いです。
着丈の長いトップスはウエスト位置をごまかすことができるために、脚長効果があると言われていますが必ずしもそうではありません。
着丈がどんどん長くなっていくと、今度は脚の露出面積が小さくなって短足に見えてしまうこともあります。
photo:via studious-onlinestore.com/products/detail.php?product_id=11063
もしレイヤード部分を大きく見せたい場合は、このようにショート丈のトップスとの着丈差を利用すれば良いでしょう。
またタンクトップの裾部分の見える範囲ですが、僕は指3本〜4本分くらいの長さが一番見え感の良いバランスだと思っています。
良かったら参考にしてみてください。
レイヤードスタイルでワンランク上の着こなしを
たかが裾の形や着丈かもしれませんが、こういったディテールひとつで印象は変わります。
またTシャツによってタンクトップを使い分けるのもちょっとしたテクニック。
「ビッグTにはこのタンクトップ、ジャストサイズTにはこのタンクトップ。」
のように何着かレパートリーを持っていても良いでしょう。
僕も今年の夏はこのレイヤードスタイルに挑戦しようと思って、白とグレーで2色購入しました。
皆さんも今年の夏はタンクトップのレイヤードスタイルに挑戦してみては。
次の記事は「タンクトップレイヤードの実践コーディネート」
タンクトップレイヤードのコツについて綴らせて頂きましたが、コーディネート例がないとイメージもしづらいもの。
実際に僕がタンクトップを取り入れたコーディネートの解説もしていますので、興味のある方はご覧下さい。
▶︎【#ootd】LAD MUSICIANのビッグTシャツを取り入れたコーディネート