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運営者のSORIN(@DECOjp0)です。
みなさんはコーディネートを考える上でのこだわりを持っていますか?
意識することは人それぞれだと思いますが、ことカラーに関しては誰もが意識する要素であると思います。
カラーコーディネートって複雑そうに感じますが、その基本さえ理解してしまえば難しくありません。
本日は色合わせを考える前に最低限知っておいて欲しい3つの基本について解説していきます。
何色とも相性の良い無彩色
早速ですが無彩色と呼ばれる色はご存知でしょうか。
- ブラック
- グレー
- ホワイト
この3色が無彩色と呼ばれる色、いわゆるモノトーンと呼ばれる色です。
この無彩色は「他の色との相性を選ばない万能カラー」で、カラーコーディネートを考える上で必要不可欠な色です。
無彩色は明るいか、暗いか、の尺度である「明度」だけを持つ色で、色の要素である「彩度」を持っていません。
色合わせを考える上で軸となる「彩度」がないわけですから、どの色とも相性が良いわけです。
グレーのパーカーや白シャツの着回しが利くのは、この“無彩色”という要素が大きく関係しています。
とにかく、無彩色は何色にも合う色だということを認識しておいてください。
色の性質について理解する
色にはそれぞれ性質があります。
興奮色と鎮静色、進出色や後退色…。
聞くだけで頭が痛くなってきそうです。
こういった色の性質の中で「収縮色」と「膨張色」と呼ばれる色があります。
- 収縮色…体を引き締める効果のある色(寒色系など暗い色)
- 膨張色…体を大きく見せる効果のある色(暖色系など明るい色)
収縮色は黒色などの暗い色やネイビーなどの寒色系が代表的な色で、反対に膨張色は白などの明るい色やオレンジなどの暖色系が代表的な色になります。
photo:via magohacks.com/?p=2274
ちょうど分かりやすい画像があったので拝借させていただきました。
この画像を見ればなんとなく分かっていただけるのではないでしょうか。
「暗い色は細く見せる、明るい色は大きく見せる」
足を長く見せるために黒のボトムスを履いたり、華奢な体型を隠すために白のトップスを着用したりなど、要所でこういった色の性質が活躍します。
3.コーディネートに使う色は3色以内におさえる
「コーディネートに使用するカラーは3色以内にする」ということを、耳にしたことはありませんか?
そう言われている理由は単純で、4色、5色とコーディネートに使用するカラーが増えれば、その分だけ色を合わせるのが難しくなるからです。
使用する色数が少なければ少ないほどカラーコーディネートは簡単です。
極端な例ですが、1色のみのコーディネートだと考える必要もありません。
「ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーを6:3:1で配色する」などのテクニックも存在しますが、特に意識しなくて大丈夫です。
とにかく3色以内、多くても4色以内に抑えることを意識して下さい。
photo:via matome.naver.jp/odai/2140759260634658901
こちらは白、赤、青の3色を使ったコーディネート。
赤、青などの原色を用いたカラーコーディネートですが、使用している面積が小さいのでそこまでの派手さは感じません。
このように使用している色数が3色以内だと、コーディネートのバランスが良く見えます。
photo:via shop.plaza.rakuten.co.jp/be-free/diary/detail/201401260000
こちらのコーディネートは、白、ブルー、カーキ、ブラウンと4色使用しています。
先ほどのコーディネートとは違って4色使用しています。
しかしレイヤードさせた白のカットソーのように、占有面積の狭い色やコーディネートにインパクトを与えていないと考えられる色はカウントしなくても問題ありません。
そして、同色系の色も1色と考えて問題ありません。
例えばただの青色でも、色んな青色がありますよね。
コバルトブルー、ターコイズブルー、インディゴブルー etc.
photo:via otokomaeken.com/mensfashion/5800
このように濃度だけで違いを表す色は1色としてカウントして下さい。
このように使う色を絞ることで、コーディネート全体に統一感が出てオシャレに見えます。
カラーコーディネートを考える前にまず基本を知ろう
僕が必要最低限知っておいて欲しいと思う知識はこの3つだけです。
色合わせを考える前にこれらの基本を知っておけば、ある程度はサマになるカラーコーディネートを組めると思います。
しかし、
「無彩色とか収縮色ってどんな時に使えばいいの?」
「3色以内に抑えるのって難しくない?」
なんて疑問も出てくるかもしれません。
またこれらを踏まえた上で、カラーコーディネートのコツなんかを紹介できればと考えています。