一着の服ができるまでの工程をご存知でしょうか。
原料を糸にし、その糸を生地に。出来上がった生地を裁断し縫製、最後に仕上げ。
服が世に出るまで何十人もの人や仕事が関わっています。
「 モノがヒトをつなぎ、ヒトがヒトをつなぎ、ヒトがモノをつなぐ 」ことで服は出来上がる。
本日はそんな「つなぐ」ことをコンセプトにした、新進気鋭のブランドをご紹介します。
YOKE（ヨーク）
photo:via fastlane2007.com
2018AWにスタートした新生ブランドYOKE（ヨーク）。
markawareの生産管理をしていた寺田典夫氏がデザイナーを務めていることから、大きな注目を浴びているブランド。
ブランド名のYOKEは「繋ぐ」「絆」「洋服の切り替え布」を意味しており、ニットを中心にユニセックスで着こなせる上品なアイテムが特徴的です。
2018年秋冬シーズンのアイテムはデリバリーと同時にほぼ完売。
瞬く間に在庫がなくなってしまったことから、その人気の高さがうかがえる要チェックのブランドです。
photo:via yoketokyo.com/
2018年AWシーズンのテーマは「Tricot」で、フランス語で編み物を意味します。
身の回りのアイテムを編み地で表現することをテーマに、同ブランドの強みであるニットを中心にプロダクトを展開。
ベルト以外の全てのアイテムを編み地で構成しており、ローゲージからミドルゲージまでの様々なゲージで編んでいます。
photo:via attic-sendai.com/
同ブランドのアイテムは、ニットを中心にベビーアルパカやSRSウールといった希少なウールを用いたものが人気。
ベビーアルパカはカシミヤと比較されるような高級品。カシミヤより丈夫な質感があり、保温性のある素材として高い評価を得ています。
一方でSRSウールは均一な繊度と円形の断面をもち、優れた光沢とクリンプがあるのが特徴。
両者を混紡することで「素材の保温性・柔らかな肌触り・上質な光沢感」をもつ一級品のニットを作り出しています。
photo:via attic-sendai.com/
シルエットはユニセックスで着用できるように、たっぷりとボリュームを持たしたサイジング。
ふんわりとした空気感のあるルックスが、コーディネートに上質感をもたらしてくれます。
photo:via attic-sendai.com/
肩袖と脇に本体とそれぞれのパーツをニット素材のテープで繋げ合わせているのも特徴的。
YOKEのコンセプト「つなぐ」をデザインに落とし込んでいます。
photo:via fastlane2007.com
またニットだけじゃなくてジャケットやコート、マフラーも展開。画像は縮絨ニットで作られたドリズラージャケットです。
全てのアイテムに共通して上質なウールを使用しており、徹底的にこだわり抜かれたものづくりをしています。
シルエットも全体的にゆったり。フェミニンなアイテムが多い印象です。着こなしによってはルードな男らしさも演出できそう。
STOCKIST
知る人ぞ知る、ネクストブームを予感させるブランド。
YOKEのアイテムを取り扱っている店舗はまだ少ないようで、卸先の在庫数もごく僅かのようです。
今シーズンのアイテムは既にほぼ完売してしまっていますが、気になる方は下記にリンクを張っているので、チェックしてみてください。
