エルメスのデザイナー経験のあるルメール。世界最高峰のファストファッションブランドUNIQLO。
両者がコラボレーションする「UNIQLO U(ユニクロユー)」は、もはやUNIQLOのハイエンドラインとして定番のコレクションになっています。
そして2018年AWシーズンもついにルックブックが公開されました。コストパフォーマンスの高さで知られるUNIQLOに、ルメールのエッセンスが加えられたアイテムが今シーズンも盛りだくさん。
どんなラインナップでどのアイテムがマストバイなのか気になっている人も多いはず。僕個人的な見解にはなってしまいますが、注目のメンズアイテムをピックアップして紹介していきたいと思います。
実際に購入したアイテムも紹介しています。気になる方は下記からご覧ください。
▶︎2018秋冬Uniqlo Uで作るメンズファッションコーディネート3選
2018AW UNIQLO Uは「リラックス感」
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
2018秋冬のUNIQLO Uは9月14日(金)より順次発売予定。
ルックブックを見ると、カラーパレットはモノトーンを中心にマスタードやカーキ、パープルが多く秋冬らしいカラーリングでまとめられている印象。
全体的にくすんだカラーリングが特徴。モノによっては土臭い印象に見えてしまうアイテムも散見されるので、購入の際には気をつけた方が良さそう。
シルエットは全体的にリラックス感のあるサイジングで、気取らないスタイルながらも洗練されたルックが特徴的。
アウターやシャツなどは前シーズンのデザインを踏襲したようなラインナップですが、一部目新しいアイテムもリリースされています。今シーズンは特にボトムスが良さそう。
それでは、早速メンズの各アイテムをカテゴリ毎にピックアップしていきます。
アウター
アウターは全10種類の展開。
チェスターコートやブロックテックコートなどの定番のアイテムは健在。
その中でもオーソドックスで普段使いに活躍してくれそうなアイテムをピックアップしました。
ウールブレンドジャケット
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
ベーシックでシンプルなウールジャケット。
前回のシーズンでもこういった癖のないジャケットはリリースされていましたが、今期はリラックス感のあるシルエットに仕上げられているとのこと。
ラペル(襟)が細く肩周りはかっちりめに仕立てられているので、程よい抜け感を持たせながら着れると思います。ポリエステル混合で軽く、扱いやすいジャケット。
同素材のワイドパンツとセットアップでの着こなしも提案されていますが、単体で十分使えそうなアイテム。
ウールブレンドチェスターコート
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
ゆったりとしたボックスシルエットのチェスターコート。どちらかというと丸みを帯びたコクーンシルエットに近いアイテムでしょうか。
前身頃の袖は肩から脇にかけて垂直に切り替えが入ったセットインスリーブなのですが、後ろ身頃は襟から肩まで一続きのラグランスリーブに。
これを「ワンサイドラグランスリーブ」というのですが、ジャストサイズで着てもリラックス感のあるシルエットを形成してくれるように仕立てています。
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
近年のトレンドを反映させたようなアイテム。
ルックブックにも掲載されているのですが、モデルの着こなしを見ると今年のアウターはこのアイテムが一番気になる。
ブロックテックステンカラーコート
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
ユニクロが誇る高機能素材「ブロックテック」のステンカラーコート。
もともとトレンチコートでリリースされていたアイテムですが、昨年からステンカラーに形を変えています。
ステンカラーコート自体扱いやすいアイテムですが、オーバーサイズ気味なので着こなしは難しそう。
防風・透湿・撥水性の高さは前シーズンから折り紙つきなので、着こなしの部分さえクリアできればかなり使えるアイテムだと思います。
細身のパンツに合わせるのが王道だと思いますが、今風に着るならパンツのサイジングもゆったりめで着るのが良さそう。
セーター・カーディガン
セーター・カーディガンは9種類。
UNIQLOはアウターやボトムスよりも、インナーで使えるアイテムに良品があります。
インナーは多色でバリエーション多く持っておきたいアイテムなので、僕もUNIQLOで買うことが多い。
今回のラインナップも比較的良さそうなモノが多い印象です。
エクストラファインメリノクルーネックセーター
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
ユニクロが得意とするメリノウールのセーター。極細のメリノウールが100%あしらわれており、繊細で上品な雰囲気に。
トレンドのドロップショルダーで肩を落として着るような抜け感のあるシルエットに。
ネックラインも少し太めにデザインされているので、ナチュラルな雰囲気の着こなしが好きな人には合いそう。
今回のアイテムの中でもUNIQLOらしい万人受けのするアイテムだと思います。
エクストラファインメリノカーディガン
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
こちらも極細のメリノウールを使用したカーディガン。
カーディガンには珍しい襟付きのタイプ。中性的なイメージの強いカーディガンですが、襟がつくことでスタイリッシュな印象がプラスされます。
ボタンを開けてライトアウターっぽく着こなすのが良さそう。着回しの効くアイテムではないですが、サッと羽織れるので一着持っておきたい。
ミラノリブモックネックセーター
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
ミラノリブのモックネックセーター。こちらは10月12日にリリース予定。
ユニクロのミラノリブのアイテムは、ハリのあるしっかりとした生地感で着心地も良いです。
袖口と裾にリブが付いておらず落ち感のあるストレートなシルエットなので、体のラインも綺麗に見せてくれます。
適度な首のつまり具合、プレーンなデザインでコーディネートにも馴染みやすい。
インナー使いで活躍するアイテム。実物見る前から言うのもなんですが、これは買いだと思います。
シャツ・カットソー
シャツ・カットソーは全16種類。
半袖のクルーネックTなど、最近のUNIQLO Uのカットソーは出来が良く評判も高いです。
こちらもセーターと同様に、秋シーズンはインナーとして活躍してくれるアイテムが多いので目が離せない。
オーバーサイズモックネックT
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
春夏にも似たようなアイテムがラインナップされていましたが、こちらはオーバーサイズにアップデートされています。
僕も春夏のモックネックセーターはワンサイズ大きめで購入していたのですが、今回はシルエットを大きめに整えた形でリリース。
もはや定番になりつつあるドロップショルダーで、ナチュラルな雰囲気。いつも即完売してしまうパープルカラーが気になります。
スウェットプルパーカー
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もはや同コレクションの定番になりつつあるプルパーカー。タフな生地でフードの立ちが良い本格的なスウェットパーカーです。
立体感のあるシルエットで、大きめのサイズを選べば落ち感も出る。着回しは間違いなく利くので、一着持っておいて損はないアイテムです。
個人的にDARK GLAYのカラーが気になる。深みのあるグレーなのですが、チャコールグレーとはまた違う少しブラウンがかった色味。
実物を見てみないと判断できないのですが、これは色が気になる。
スーピマコットンジャージーシャツ
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
今季からジャージーシャツが新たにラインアップ。高級の品質を誇る繊維長の長い「スーピマコットン」を使用。
「ジャージーシャツ」はその名の通りジャージのように伸縮性のあるシャツのことを指します。
柔らかいポロシャツのような生地なのですが、少し締まりのない印象に見えてしまうため、着こなしの難しいアイテム。
リラックスした印象には見えるのですが、シャツのリラックス感はパリッとしたドレスライクな雰囲気があるからこそ引き立つもの。
生地に張りのあるシャツをオーバーサイズで着るのがいまトレンドになっているように、シルエットや色柄の部分で抜け感を出していくスタイルが多いと思います。
購入する際はコーディネートするアイテムをしっかりイメージしてからの方が良さそうです。
ボトムス
ボトムスは全6種類の展開。
今まで注目の浴びていなかったボトムスですが、2018春夏シーズンのアイテムを見るとアイテムのクオリティが上がってきた印象。
トレンドに合わせてシルエットがワイド気味のアイテムが多い印象。
ワイドフィットテーパードアンクルチノ
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
アンクル丈のチノパンツ。厚手のコットンツイルにくすんだカラーリングで、少し土臭いイメージなのですがシルエットが良いです。
シルエットは腰回りにゆとりを持たせたテーパードライン。
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がっつりテーパードをかけるのではなくゆるやかに細くなっていくラインで、ルードさを残しながらも清潔感のあるシルエットです。
コーディネートの難易度は高くなりますが、うまく着こなせばばっちりハマってくれそう。
ウールブレンドワイドテーパードパンツ
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
冒頭で紹介したジャケットと同素材のパンツ。
シルエットは細身のテーパードシルエット。ワタリにゆとりを持たせていますが、比較的細身で人を選ばずに着こなせると思います。
こういう細身のテーパードパンツは、アイテム単体でドレスとカジュアルのバランスが取れているので使いやすい。
ウールブレンドで上品な印象で着用できる一本。これは実物を見て良ければ買おうかなと思っています。
発売日は9月14日と10月12日
photo:via uniqlo.com/UniqloU18fw/jp/
他にも小物類が7種類の展開があったりと、紹介できていないアイテムもありますが、個人的に良さそうなアイテムをピックアップしました。
アイテムは①9月14日(金)と②10月12日(金)で2回に分けて発売されます。
通常のUNIQLOアイテムから価格は少しだけあがってしまうUNIQLO U(ユニクロユー)ですが、ファッションが好きな人もそうでない人も長く使えるアイテムが揃っています。
ルメールがデザイナーチームにアサインされているとはいえ、シンプルでベーシックなアイテムが多い。
僕自身、過去に何度かUNIQLOUのアイテムを購入していますが、本当に使えるアイテムは2シーズンに渡って着ていました。
今シーズンも目が離せないUNIQLO U。発売日すぐに売り切れてしまうアイテムもあるので、気になるアイテムは要チェックです。
実際に購入したアイテムレビューはこちらから。
▶︎2018秋冬Uniqlo Uで作るメンズファッションコーディネート3選