巷でよく見かけるようになったロールアップ。
今やメンズファッションのコーディネートにおいて定番となっています。
まず「ロールアップ」とはボトムスの裾を折り返すことを指します。
ただ単に裾の長さを調整したり、デニム好きの人であればセルビッチデニムの象徴「赤耳」をアクセントとして見せるために取り入れたりします。
このように裾を折り返す目的は人によって様々なのですが、ロールアップすることで得られる効果を理解して取り入れている人はどれくらいいるのでしょうか。
ただ「ファッションスナップとか見るとみんなやってるから」なんて理由でロールアップしている人はいませんか?
ロールアップで足元を着崩す
結論から言ってしまうと、ロールアップにはコーディネートをカジュアルダウンさせる効果があります。
単純にボトムスの裾を折り返して着崩すわけです。
photo:via kurumani.com/?p=3840
上記画像のコーディネートはカッチリとしたジャケットスタイルですが、全体のテイストがフォーマルに寄ったコーディネートですよね。
テーラードジャケットにシャツにネクタイ、ドレスシューズにハット。
紳士的な服装で清潔感もあるのですが、どこか肩肘が張っていてキメすぎな印象を感じませんか?
ロールアップには、このようなキメすぎなイメージを緩和させる効果があります。
足元を着崩すことでラフな印象、抜け感を演出するわけです。
さらにこの抜け感はコーディネートにこなれた印象をもたらし、服装をオシャレに見せます。
ロールアップすることで得られる効果はトップスでも同じ
そしてロールアップはトップスにおいても同じ効果を発揮します。
一番分かりやすい例が長袖シャツです。
シャツの腕まくりってなんとなく格好良く見えませんか?
長袖シャツは、そのまま着る時と腕まくりをしている時の印象がまったく違います。
photo:via zozo.jp/shop/edifice/goods-sale/7265312/?did=19865323
photo:via zozo.jp/shop/edifice/goods-sale/7265312/?did=19865323
2つの画像を見比べていただければ一目瞭然だと思います。
腕まくりをしている方には適度な抜け感があって格好良く見えませんか?
もちろん腕まくりをせずに、あえてかっちりとしたイメージを持たせた着こなしをする場合もあります。
しかし上記画像のようなフォーマルな白シャツを腕まくりすると、抜け感が出てこなれた印象に見えます。
オシャレな人ほどロールアップを取り入れる
ロールアップは誰でも簡単に、抜け感を演出できるオシャレのテクニックとなります。
こういった風にファッションに緩急をつけてバランスをとることが、服装をオシャレに見せる上では欠かせないものなんです。
今回の記事でロールアップがもたらす効果についてご理解いただけましたでしょうか。
オシャレな人ほどロールアップなどの小技を取り入れて、服を普通には着ていません。
何気なく取り入れていた人は、少し意識しながら取り入れてみると良いかもしれませんね。
次の記事はロールアップの実践方法
ロールアップで得られる効果が理解できた方には、実際にロールアップを取り入れる際のコツをご紹介。
ロースアップの回数や幅をどれくらいで折り返せば良いかわからないという人は、ぜひご覧ください。
▶︎回数は?幅は?ロールアップのやり方で変わるコーディネートの印象。