時間を知る為に私たちは視力に依存する。
そして視覚障がいを持つ方に限らず、映画館のような暗闇の中など時間を見たくても見れないシーンは存在します。
また視力だけに関わらず、時間を知る為にはオケージョンにも依存する。
大事な会議、飲み会やデートの最中など、時計を見たくても躊躇してしまうシーンは日常生活で多々あります。
photo:via makuake.com/project/bradley_timepiece02/
しかし、本日ご紹介する腕時計「Bradley(ブラッドリー)」は視力やオケージョンに左右されずに時間を確認することができる。
Bradleyの時間を知る方法は触覚。さわる事で時間を確認するんです。
さわる時計「Bradley」
photo:via hiconsumption.com
Bradleyをプロダクトしているのはeone(イーワン)。「全ての人が楽しめるかっこいい製品を作る」という思いを込めて設立されました。
eone初のプロダクトがこの「さわる時計 Bradley」で、これをきっかけに数々のデザイン賞を受賞し、国内外問わず多くのメディアにも取り上げられました。
photo:via makuake.com/project/bradley_timepiece02/
一般的な腕時計と異なるデザイン。Bradleyを見ると文字盤には時計の針がない。
表と側面についている二つのボールに触れる事で時間を知ることができるんです。
photo:via makuake.com/project/bradley_timepiece02/
側面のボールで時間、表のボールで分を示します。
そして文字盤にはそれぞれ大きさと方向の違う立体的な目盛りがあるので、触覚のみで時間を知ることができる。
分針が表に出ているのは、時間をマメに確認するシーンは「何時か」ではなく「何分か」を気にする場合が多い為。触りやすい表のボールを分とすることでスムーズに時間を知ることができます。
photo:via readyfor.jp/projects/bradleyxkatoken
内部の磁力でこのボールの動きをコントロールしている為、ボールは強い力を加えると動きますが、ボールを動かすことで壊れてしまう心配はないです。
少し振るだけで、再び正常な時間を示します。
photo:via monoco.jp/brand/eone/52042
実用性に特化したプロダクトですが、デザインも申し分なくこだわられているのが見て分かります。
素材はチタンで無駄なくシンプル。MacBookを彷彿とさせるようなミニマルなデザインは、見ているだけでうっとりします。
癖のないデザインなので、様々なシーン、服装にもマッチします。
photo:via eone-time.co.jp/
上品な佇まいなので、ビジネスシーンでも問題なし。スーツなどの正装との相性は抜群です。
そして打ち合わせや会議の最中でもスマートに時間を確認できる。普段なら躊躇ってしまうようなシーンでも気軽に時間を知ることができます。
photo:via makuake.com/project/bradley_timepiece02/
プレイベートシーンだと、ドレスライクな服装との相性が良さそう。
モノとしての魅力が際立つプロダクトなので、ちょっとした雑談でこの時計の話もしたい。
Bradleyを付けているだけで、そこから新たなコミュニケーションが生まれそう。
photo:via eone-time.co.jp/
そして視覚障がい者にとっても大きな味方。音声で時間を知るのは少し気を遣いますよね。
既に視覚障がい者用に作られた時計は流通しているのですが、繊細な針を触るということで故障も多い。Bradleyなら強く触ってしまっても針を潰す心配もない。
最近は別ブランドでも点字が浮かびあがるようなスマートウォッチもリリースされているみたいです。こういったアイディアやテクノロジーが障がい者を救うなんて素晴らしい。
クラウドファンディングでも出資募集
photo:via eone-time.co.jp/
Bradleyはeoneのオンラインストアで購入することができます。
カラーバリエーションも豊富、ベルトも変更できるので自分の好みのデザインにカスタマイズが可能。
photo:via https://www.makuake.com/project/bradley_timepiece02/
またクラウドファンディングのmakuakeにも掲載されており、出資のリターンとしてアイテムを受けとる事もできます。
過去にKickstarterにて全世界に出資を募った結果、約4,500万円集まりこの時計が製品化された背景もあります。
それだけこの固定概念を覆すような時計に可能性を感じている人も多いという事。視覚障がい者にとっても便利な時計だということで、社会への貢献度も高く評価されていることが伺えます。
誰もがかっこいいモノを
視覚障がいを抱えている方は中途障がい率が高く、実は点字が読める視覚障がい者は全体の約1~2%だと言われています。
また、この時計を開発する際にサンプル品を視覚障がい者団体を訪れたそうなのですが、使用者の方からのフィードバックのほとんどがフォルム等のデザインに関する意見だったとのこと。
目が見えない人は外見やデザインを気にしないというのは偏見でしかない。かっこいいモノは身につけていたいというのは、皆が同じなんですね。
実用性だけではなく、かっこいい時計を。目が見える人も見えない人も誰もが楽しめる腕時計。Bradleyにはそんな想いが込められている。
気になった方はぜひオンラインストアをのぞいてみて下さい。