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運営者のSORIN(@DECOjp0)です。
先日ふらっと立ち寄ったショップで“TEAM COZY”というブランドのキャップを購入しました。
ブランドの頭文字“TC”のロゴがフロント部分にあるシンプルなデザイン。
なんの変哲もないローキャップです。
アイテムとしての格好良さもすごく感じられるのですが、僕はそれ以上にこのブランドが誕生した背景に面白みを感じました。
インスタグラマーによるブランド“TEAM COZY”
photo:via highsnobiety.com/2015/12/11/team-cozy-debut-collection/
マルチクリエイターのta-kuとフォトグラファーのSilasの2人のインスタグラマーが、Instagram上でブログをスタートさせたのがTEAMCOZYの始まり。
“TEAM COZY”はもともとスニーカーブログの名前だったわけですが、彼らはInstagramを通じて自ら撮影した写真をアップしていきました。
photo:via sklervy.tumblr.com
photo:via bellnjerry.com/team-cozy-take-over/
過去にアップされた写真なのですが、スニーカーだけでなくシチュエーションがいちいち格好良いですよね。
このような独創的な写真が世界中のスニーカーマニアの注目を集めることに。
ハイセンスなスニーカーフォトはInstagram上で# TEAM COZYのタグと共にどんどん拡散されていきました。
その結果、ブログ開設から約2年経った2015年に“TEAM COZY”アパレルコレクションのWEB STORE限定発売が決定。
彼らの写真のようにハイセンスでストリート感あふれるアイテムは、完売商品が続出したことで大きな話題にもなりました。
引き続き2016年のコレクションも発表されているわけですが、ブランドの勢いをさらに感じさせるラインナップになっています。
photo:via highsnobiety.com/2015/12/11/team-cozy-debut-collection/
photo:via au.complex.com/style/2015/12/team-cozy-first-collection-video-lookbook
見ての通り、かなりストリートカラーの強い印象です。
アイテムのルックブックフォトにもやはりこだわっている模様。
ちょっと着こなしが難しそうだなと思ったのですが、せっかくおもしろいブランドに出会えたので無難なローキャップを購入したわけです。
ちなみに現在国内で取り扱っている店舗は、ユナイテッドアローズのストリートライン“monkey time”のみだとのこと。
時代を反映したブランド背景
“Instagram”や“ブログ”をきっかけに誕生したそのバックグラウンド。
一般的なブランド立ち上げのヒストリーを覆すような、TEAM COZYの誕生背景は今の時代性を良い意味で表しています。
「ブランドを立ち上げるために専門学校へ行って、デザインを学んで、原宿に店を構えて…」
アパレルブランドの誕生背景と言えば、まさにこんなルートを想像する人が大半じゃないですか?
こういった点に限らず、近年のファッション業界は少し型にはまったような空気を感じることがあります。
「アパレル業界は保守的、時代遅れ」といったような意見の根源はそこにあるのかもしれません。
働き方や暮らし方、今まで当たり前だとされてきたことがどんどん覆されていく世の中。
アパレル業界にもそんな時代性が映し出されれば、業界全体がより活性化されるのではないでしょうか。