シンプルなアイテムが多くなりがちな夏のスタイルは、他シーズンに比べると着こなしの遊びが利かなくなります。
そこで活躍するのがトップスの裾をパンツにインする「タックイン」スタイル。Tシャツ1枚のスタイルも、タックインを取り入れるだけでコーディネートに変化が生まれます。
ただ、着こなし方によっては「おじさん」のような印象に見えてしまったりと、上級者向けのテクニックだという印象が強い。
玄人向けのスタイルですが、ポイントさえ抑えておけば取り入れるのはそこまで難しくありません。本日はそんなタックインをうまく取り入れるコツを3つご紹介致します。
トップスとパンツを同系色にする
タックインスタイルはトップスとパンツを同系色にまとめるとうまく取り入れることができます。
タックインのコーディネートが難しく感じる理由は、自分の腰の位置が明らかになってしまうことにあります。
自分の腰位置が明確になる事で、スタイルが悪く見えてしまいます。スタイルが良ければ問題ありませんが、ほとんどの人がそうではないはずです。
そこでトップスとパンツのカラーを同系色にまとめることで、タックインで強調された腰位置の境界線をごまかしていきます。個人的には色の主張を抑えた、黒とグレーなどのモノトーンの組み合わせがおすすめ。
色の差が激しくなればなるほど、この境界線が明らかになりスタイルが悪く見えてしまいます。反対色の組み合わせでもうまく取り入れることはできますが、慣れないうちは同系色でまとめていくのがおすすめです。
パンツをハイウエストで履く
パンツをハイウエストで履くことで、タックインスタイルを綺麗に見せることができます。
先述のように腰の位置をごまかす意味もあるのですが、どちらかというと腰の位置を高くみせるためにハイウエストでパンツを履きます。
パンツのウエスト位置については、トップスとパンツの割合が1:2になることを意識すると、バランスよく整えることができます。
この時にAラインシルエットを作るようにコーディネートすると、さらに全体のバランスが整います。ワイド系のパンツを合わせたり、フルレングスのパンツを合わせてできる限り下半身に重心を持たせるようにしましょう。
裾をブラウンジングする
裾をブラウジングすることで、タックインスタイルを洗練させることができます。
タックインはかっちりとしたスタイル。印象としては堅苦しい雰囲気に見えるので、その印象を緩和させるとより洗練された印象に見えます。
そして「ブラウジング」とは裾をたるませることを指します。
裾をビシッとインするだけでは野暮ったい印象に見えてしまうので、自然にたるませていきます。
裾をふわっとさせて服装を着崩すことで、タックイン特有のお堅い印象を緩和し腰回りの印象を整えていきます。
またブラウジングすることでタックアウトしているように見えるので、慣れない人も違和感なく取り入れることができます。
ちなみにブラウンジングは一度タックインしてから、グッと背伸びすると良い塩梅でたるませることができます。
夏のファッションを彩るタックイン
タックインスタイルに抵抗のある人は多いのではないでしょうか。
メジャーなスタイルですが、どうしても玄人向けの着こなしという印象が強いと思います。
しかし、ポイントを抑えて取り入れてみると意外とスッと自分のスタイルに馴染んでくれるもの。今年はタックインスタイルを取り入れて夏のファッションを彩ってみてはいかがでしょうか