「ファッションはアートだ」「モードは芸術だ」なんて言葉を目にすることがあります。
僕はファッションをそういった芸術的なものと捉えておらず、あくまで日々を彩ってくれる物の一つと考えています。
しかし、ついこの間アート性の高い洋服でコーディネートした時、この言葉の意味が初めて分かったような気がしました。
普段着として取り入れるには難しいようなアイテム。
どうやって取り入れようかと試行錯誤した結果、「この服はこうやって着るのか」と腑に落ちたスタイル。
その時、自分の中でそれはコーディネートではなく、作品を創り上げた時のような感動がありました。
CINOHのコーチジャケットを主役に
Knit…UNITED TOKYO
Inner…DIGAWEL
Pants…AURALEE
Shoes…Tomo&Co
CINOH(チノ)のコーチジャケットを主役にコーディネート。
こちらのコーチジャケットは、ダッボダボの袖を手首のフラップで締めて着る変態的な仕様になっています。
袖をフラップで止めると腕周りにたっぷりとボリュームが出る為、シルエットの重心が大きく下がる。そこでDIGAWELのタートルネックで首元にボリュームを出してバランスを取ります。
腕周りのボリュームに対して着丈がかなり短いので、UNITED TOKYOのニットとカットソーで二重にレイヤードし、着丈のバランスも取っていきます。
このままだと上半身の主張が強いので、AURALEEのスラックスにTomo&Coのシューズでベーシックに。
試行錯誤して創り上げられた芸術的な服。そしてそんなアイテムを取り入れたこのコーディネートは、僕にとってもはや作品です。
NEXT:足元を固めたコーディネート
足元を固めておけば、前衛的なアイテムも取り入れやすい。
本日紹介したコーディネートは足元をベーシックにまとめていますが、こちらのコーディネートも同様に上半身と下半身でうまくバランスをとっています。
ぜひご覧ください。
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