ユニクロデニムの価値を上げた「カイハラ」「セルビッジ」とは

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ユニクロのデニムってすごく評判が良いですよね。

そのユニクロデニムの評価をそこまで押し上げたのは、カイハラ社製のセルビッジデニムだと言っても過言ではありません。

「カイハラ社製のセルビッジデニムでこの価格帯はすごく安い」なんて声もちらほら聞こえてきたのではないでしょうか。

しかしカイハラ、セルビッジってなに?と疑問に思う方がたくさんいるかと思います。

 

カイハラ社は世界屈指のデニム生地製造メーカー

「カイハラ社」は国内トップシェアを誇る、広島県のデニム生地製造メーカーです。

海外でも“KAIHARA”としてその名は知れ渡っているほどで、1本数万もするようなプレミアムジーンズにもカイハラの生地は使用されています。

ユニクロはデニム生地の製造をカイハラに発注しているのですが、紡績から自社一貫でデニムを製造できるのは日本ではカイハラのみ。

自社で一貫製造することで生産期間を短縮し、低コストで安定した品質を得られるわけです。

そんな日本が誇るカイハラと手を組んだことで、ユニクロのデニムはより一層注目を浴びました。

デニム好きにはたまらないセルビッジ

ユニクロはカイハラ社製を専売特許としてデニムをアピールしていきますが、さらにセルビッジデニムを製造することでダメ押しを見せてきます。

そもそもセルビッジデニムとはどういったデニムのことを指すのでしょうか。

セルビッジデニムは旧式の織り機を使って生産されており、セルビッジはデニム生地の縫い合わせ部分に出てくる耳の箇所を指します。

人によっては赤耳なんて言い方をします。むしろ赤耳と呼ぶ人の方が多いかもしれません。

_CrateHamiltonMimi600photo by rinkydink.jp/SHOP/08ch1964.html

上記画像を見ていただければ分かりやすいです。

旧式の織り機はデニム1本分の生地から1本のデニムを織るために、生地の端の部分がこのように耳となって現れます。

この旧式の織り機は生産効率が非常に悪く、扱っている工場は日本国内でもごく僅かです。

しかし、ヘヴィオンスのデニム生地は旧式の織り機でしか織れません。

オンスとは生地の厚さを表す単位のことでヘヴィオンスデニムは生地の厚いデニムを指し、ライトオンスデニムなら生地の薄いデニムのことを指します。

通常のデニムに比べてこのヘヴィオンスのデニムは生地の凸凹がはっきりしているので、立体感のあるシルエットが生まれます。

その生地の凸凹は摩擦を生みやすく色落ちのスピードも早いので、表情の変化を楽しむこともできます。

セルビッジデニムに希少価値が生まれる理由にはそういった背景があります。

ユニクロのセルビッジデニム

セルビッジデニムは先述したように希少性が高いわけですが、ユニクロが¥3,990という価格で販売を開始しました。

69_13573800002photo by uniqlo.com/jp/store/goods/13573800002

カイハラ社製のセルビッジデニムでここまで安くできることに驚きです。

ユニクロの低価格ラインに向けた、そこそこの生地をカイハラが開発しているはずだとは思います。

実際に某デニムブランドのセルビッジデニムと比較すると、その違いは明らかです。

しかしセルビッジデニムは安くても¥10,000前後の値段なのでかなりお手頃だと言えるでしょう。

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このようにセルビッジデニムの象徴である赤耳もしっかり付いてます。

生デニムなので、糊のついたパリッとした風合いから表情をつけていくのは非常に楽しそうです。

ユニクロのセルビッジデニムの色落ちをレポートしているブロガーをよく見かけますが、実際に良い色の落ち方をするみたいです。

総評して価格帯と品質を考えれば、ユニクロデニムが高く評価されていることにも納得できます。

「カイハラ社製のセルビッジジーンズ」は、もはやユニクロデニムの圧倒的な凄さを象徴したアイテムです。